24 2月 ブルーベリー農家の研究は続きます。
*農家の主婦の研究
BerrySmileの商品作りは主に5人の女性が行っています。全員が60代ですが、みんな元気で探求心旺盛です。私たちはブルーベリーの栽培には経験を積み重ねてきているのでいくらかの自信はありますが、商品作りは全くの素人です。「ブルーベリーの本当の味を伝えたい。」から始まった商品作りは実験と研究が限りなく続いています。
「発酵」はとても難しい製造方法です。だからこそ、やりがいがあります。私たちの合言葉は「日本一研究熱心なブルーベリー農家をめざす。」となりました。
*砂糖の種類
発酵ブルーベリーソースを販売しているとお客様から原材料の上白糖について聞かれることがよくあります。「上白糖ではなく、てんさい糖やきび砂糖で発酵できないのですか?」上白糖を避けたい方がかなりいらっしゃいます。
今まで、発酵させる場合に製品の安定を図るために精製された上白糖しか使って来ませんでした。今年になり、洋菓子店からの提案できび砂糖で発酵させてみました。その結果は仕込み作業の時からきび砂糖の強い香りがしましたが、発酵させた後もブルーベリーの味よりきび砂糖の味が強く感じられました。これではダメだとがっかりしましたが、1週間後に味見するときび砂糖とブルーベリーの味がちょうど良く調和してまろやかな味になっていました。
これは使える!とさっそく生菌数、真菌数検査を受けて数値は問題なしでした。さらにアルコール検査も1%未満でクリアーしました。工業試験場成績書
*砂糖の量について
今まではブルーベリー1kgに対して砂糖1kgを使って発酵させていました。今回の実験では砂糖の量を900gと800gに減らして発酵させてみました。どちらも同じように発酵させることができました。味も変化無く美味しく仕上がったので、こちらも生菌数、真菌数検査とアルコール検査を受けて数値は問題なしでした。砂糖の量は以前から気になっていましたが、今後は砂糖の量を減らすことが可能となります。また、砂糖を減らすことによりブルーベリーの味を強く出すことができます。
農家の主婦ではありますが、より美味しく健康に良い本物の商品を作るために研究は続きます。これも共に研究する仲間がいるからこそ続けられることです。
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